目指せ!金持ち母ちゃん

FP主婦の育児(育自)と勉強と云々カンヌン

親を扶養?~老人扶養親族の扶養控除の事~

親を扶養って・・・?

 

コレ、実際に税金を還付請求した、mattunmamaの実家の話です。

この話を書くと、本当にこんなに何にも知らない人が居たものだ!とか、そんなの常識じゃないの?とか、そんな事も知らなかったの?と思われるんじゃないかと思いましたが・・・

それでも、もしかしたらウッカリ見過ごしてしまってる人もいるかも知れない!と思って思い切って書いてみます。

 

 

FPの勉強を始めて、テキストを2周目くらい読んだり書いたりしていたころ。

(1回目に読んだときには、全くスルーしていたということです。)

 

 

あれ?もしかしてコレって私の実家どうなってるの?

疑問に思いました。

それはタックスプランニングという章で所得税について勉強している時です。

 

ーーー扶養控除についてーーー

扶養控除とは、納税者に控除対象扶養親族がいる場合に所得控除が受けられるもの

子供を扶養するのは、当たり前で忘れる人は居ないと思うのですが、テキストに

 

老人扶養親族:70歳以上 

控除額 :同居老親等以外の場合 48万円

     同居老親等      58万円

 

と書いてました。

 

mattunmama姉、介護施設勤務。実家で両親と暮らしてます。

「うちの両親、姉の扶養に入ってるのかな?」と気になり

早速電話で確認してみました。

母「え?わからない。自分で国民健康保険払ってる。」

とちんぷんかんぷん

ちょっとイライラしながら姉にラインしました。

「年末調整の時に会社に提出する書類に、両親を扶養親族として申請してる?」

 

 

姉からの返信を待つ間に調べました。 

扶養親族の要件は、合計所得金額が38万円以下(年収103万円以下)の場合です。←配偶者控除の要件でもよく出てきますよね!パート収入103万円以内で調整するとか・・・同じです。

70歳以上の老人扶養親族の要件は合計所得金額38万円以下で年金収入のみの場合は158万円以下の場合です。

 

mattunmamaの父はずっと会社員で第2号被保険者、厚生年金を払っていたので、年金収入158万円以上ありました。

母はパートなどしてましたが、父に扶養されていた第3号被保険者でした。

母の年金は158万円以下です。

 

もし、申請していなかったら・・・

いくら還付されるかというと、年収によって課税率が違うのでズバリ!いくらとは言えないのですが、ネットで調べると5万円から10万円と書かれていました。

※1年あたりです。

 

姉が申請をしていない場合・・・

5年まではさかのぼって還付申告することができます。

もし、これで還付申告してスゴイ額が還付されたら、

回ってないお寿司くらいごちそうしてもらえるんじゃない?

私!すごい事、気付いちゃったんじゃない?

コレで、試験に落ちたとしても、勉強した意味あったよね?

人の(姉の)お金だけどドキドキしました。

 

姉からのライン返信きました。(両親の扶養申請)

「え?してないと思うけど・・・」

 

「すぐに有給とって、

源泉徴収票もって税務署に行ってください!」

と返しました。

 

 

この親を扶養に入れるって、気付きにくいと思うのは私だけでしょうか?

だってね・・・

親は子供の負担になりたくない!って思って生きてるし、自分達も今まで払ってきた年金をもらったり、貯金してたお金で生活しているし、生計を一つにする親族って言われても、決して養ってもらってるわけじゃない!という親のプライドがあると思うんです。

だから、同居をしてても「親を扶養する」「子に扶養してもらう」ってなかなか思いつかないんじゃないかな?と。

 

(でも、ネットでみると、結構皆さんちゃんと親を扶養にして税金控除してもらってるんですよ!)

 

ちなみに、今このブログを読まれている方で「うちはまだ親が70歳になってない」という方。

今日このことを書こうと思って、テキストを見返すと

2級のテキストに

23歳以上70歳未満の扶養親族 控除額38万円

と書かれてました。

 

70歳以上じゃなくても控除あるんです。

それに、老人(親)だけじゃないんです。ご参考まで。

 

 

最後に、mattunmama実家の結末ですが・・・

数日後姉から「税務署に行ってきました。」とラインがきました。

 

気になる還付金額は????

姉の転職やら、なぜか親が扶養されてた年があったりやら、父が要介護状態でそもそも姉が負担してる社会保険料が多かったりやらで・・・

 

実家の父母姉と私の家族全員で、

回転ずし4,5回分行けるくらいの額でした。

 

期待を持たせるようなことを書いたので、最後までドキドキしながら読んで下さった方、ごめんなさい。

 

でも、気付かなければこれからもずっと払い続けてたお金ですから。

・・・怖い話です。